Cisco Talosのサイバーセキュリティ専門家チームは2018年2月14日、ウクライナのサイバー警察による手厚い支援を受けて、約53億円超のビットコイン窃盗被害を生み出した組織を追跡し、過去6カ月にわたり、徹底的に監視することができたことを明らかにしました。
犯罪者集団はフィッシングサイトを作成し、Googleで「blockchain」や「bitcoin wallet」などの仮想通貨に関連するキーワードを検索すると、その検索結果の広告枠に表示されるように広告出稿を行なっていた。
セキュリティ関係の専門家にとっては、このような活動自体は単純であると一蹴されるものであるが、犯罪者集団がユーザーのウォレットを盗み出すためにGoogle Adwordsを利用してユーザーの検索結果に罠を仕掛けたという点では非常に特徴的だと考えられている。
このような手法は、以前の記事でも触れましたが、Googleによる対策は続いているものの、2018年時点で、ますます増えており、悪意のある広告を介してさまざまな仮想通貨ウォレットや取引所が標的となっている一例にすぎません。
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