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Googleが削除する可能性が高い否定的なレビューについて

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GIGAZINEで無料リスティングとAdwords 認定資格理解度テストの試験で呼ばれる、GoogleマイビジネスでGoogleが削除する可能性が高い否定的なレビューについての記事があったので、ご紹介します。

 

8つの事例に分類されており、納得のいく事例もあれば、腑に落ちない事例もあります。

 

納得がいく事例としては、人種差別的なレビューや単なる誤りのレビューは削除されても、当然という気はします。競合他社によるレビューも同様でしょう。また、複数アカウントを使用した低評価レビューについても、否定的な意見を同一人物による自作自演行為と言えますので、SEOと同じように自作自演は削除されても仕方ないでしょう。

 

微妙ではありますが、同じ投稿者による全国各地の同系列店舗に対するレビューについては、投稿者の不満を1店舗だけではなく、当該グループに対して否定的なレビューするという意図も分かりますが、チェーン店の場合は直営店とフランチャイズの違いや、そもそも店舗によって従業員が異なるのでサービスに差が出る可能性は否定できない点なども考慮すると、最初に投稿した店舗または最寄りの店舗のレビューだけ残して、他は削除されてしまうのは仕方ないかもしれません。

 

逆に腑に落ちない事例は、カナダの大学で自由に関する論争がメディアで大きく取り上げられた結果、大学関係者ではない人々から寄せられたレビュー100件以上がGoogleによって削除されたそうです。確かに大学関係者ではない人の意見だったとしても、否定的な意見を削除するのは主観的には少し違う気がします。

 

このような自由に関する論争とは少し毛色が違いますが、社会的に問題を起こした企業に対して、実際の被害を受けた人ではない第三者の人からの否定的なレビューが大量につくことは、現実問題、日本国内でもいくつも発生しています。それを都合が悪いからといって、当事者ではない人の否定的なレビューがGoogleの一存で削除されてしまう可能性があるのは、どうなのでしょうか?

 

また、Googleのガイドラインということなので、従うしかないのですが、現職や過去にその会社で働いていた従業員も含めて、働いていたことのある全ての従業員に対して、否定的なレビューを書き込みすることが禁止されています。内部の関係者の書き込みは貴重だったりするのではないか?と、主観的には思います。

 

ともあれ、一定の要件を満たさないと、自社に都合が悪い否定的なレビューであっても削除できないのが現状のようです。

 

最後に、否定的なレビューではなく、肯定的なレビューについてですが、現職の従業員や役員が自作自演でレビューを書いているのは、微妙な気がします。 

 

ちなみに、注意点としてGoogleマイビジネスでの否定的なレビューと限定されての話ではない点、そもそもGoogleの中の人の発言ではなく、あくまでもSEOの専門家による、見解である点も踏まえて、参考にする必要性がありそうです。

 

▼参考リンク

gigazine.net