Google公式で提供しているドメイン購入サービスのGoogle Domains(グーグルドメインズ)で日本語対応が開始となりました。
2015年にサービス開始となった、当サービスですが、日本語対応ではないこともあり、このサービスに言及しているサイトやブログがまだまだ少なく、情報が多くはない状況が続いていました。
2017年にはアメリカだけで180万個以上のドメインがGoogle Domains経由で取得されているので、今回の日本語対応で、日本国内での利用者増が期待されます。日本国内のお名前.comなどのドメイン購入サイトは戦々恐々としていると思います。
ただログインする前のページは日本語対応していないので、とっつきにくい面は否めませんが、ログイン後のドメイン購入までのページはきちんと日本語化されていましたので、実際の利用には支障はまったくないと言っていいでしょう。
ドメイン取得で気になるのはプライバシーだと思いますが、無料でWHOISシステムを提供しているので、ドメインの所有者として、名前が出ることはありません。これはムームードメインなどのドメイン購入サイトと同じ仕様になっていますので、安心してGoogle Domainsを利用することができます。
Google Domainsの最大のメリットはブログ作成サービスのBloggerやGoogle サイトと呼ばれるホームページ作成サービス、アマゾンのAmazon Web ServicesやマイクロソフトのAzure Services Platformと競合するGoogle App Engine (GAE)との連携のしやすさではないかと思います。
今回は日本語化について取り上げましたが、フランスやスペインなどのヨーロッパ、ブラジルやメキシコなどの中南米、タイやインドネシアなどの東南アジアなど14か国がサービス提供地域に加わったとのことです。ちなみに提供地域が大幅に増えましたが、GoogleDomainsは未だにBETA版です。
なお、注意点としては、Google Domainsでドメインを購入しようとして手続きをしている途中で、個人での購入は基本的にはNGという表記が出てきます。
Google Domainsのヘルプページなどで、サラっと見た限りでは、個人の購入についての言及がないため、判断できませんが、個人で誤って購入した場合、はく奪されたりする可能性もあるので、注意が必要です。
【追記】
Google Domainsが2022年にβ版から正式版に移行しました。期間限定でキャンペーンも開催しているのでお見逃しなく!
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