日本国内では芸能人などの有名人が書籍で暴露されることがありますが、アメリカではFacebookなどのIT系の多国籍企業の経営者が暴露の対象になってしまうことがあります。今回はGoogleの共同創設者のSergey Brin氏がその対象となってしまいました。
Vanity FairでGoogleの最初の料理長を務めたCharlie Ayers氏の「(Brin氏は)マッサージ室で複数の同社従業員と不適切な行為の現場を目撃されたことで知られていた。手広くやっていた。」という発言が掲載されているとのこと。
この内容だけから判断すると、セクハラというわけではなさそうですが、手広くやっていたということでゴシップの対象になってしまうのは仕方ないのかもしれません。
なお、Googleのワシントンでエンジニアリングマネージャーを務めていたRoderick Chavez氏やGoogleのソーシャル・シニア・バイス・プレジデントのVic Gundotra氏なども2015年にセクハラ疑惑があったり、GoogleのAI研究の上級研究員だったSteven Scott氏がセクハラで退職に追い込まれたりした事例もあります。
またGoogleで検索部門責任者を15年間務めた後にUberに移籍したAmit Singhal氏がGoogle在籍時にセクハラの嫌疑をかけられ、Uberの最高経営責任者であるTravis Kalanick氏から退職を迫られるなども起きています。(Amit Singhal氏は嫌疑を認めていない模様です。)
SNSなどを通じてセクハラ被害を告発する海外発の動き「#MeToo」の動きもありますが、今まで黙認というか容認されていたセクハラがUberなどだけではなく、IT企業では常態化していたことが浮き彫りになったともいえます。
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