予約購入とオークション購入の主な違いは何ですか。
予約購入は手動で行われるのに対し、オークション購入は Google の担当者を通じて行われる
予約購入には売りにくい広告枠が含まれるが、オークション購入には含まれない
予約購入は用意されているラインナップから選ぶのに対し、オークション購入は個々のインプレッションを購入する
★予約購入はプログラマティックに行われるのに対し、オークション購入は手動で行われる
◆解説◆
この設問は結構、難問です。
まず、「予約購入」と「オークション購入」の定義の確認から入ってみましょう。
Google広告のヘルプを確認します。
YouTube の予約制メディア プレースメントについて
広告主様や広告代理店は、広告の表示回数を基準とするお支払い(インプレッション単価)または 1 日の予算を指定してのお支払いをご希望の場合、Google 広告オークションではなく、予約購入によってプレースメントを確保することができます。また純広告キャンペーンでは、一定の表示回数を定額料金で確保することができます。
また以下のような記載もあります。
純広告キャンペーンについて
純広告キャンペーンの設定は Google の広告チームが行います。
以上の2つの記載から、純広告キャンペーンはGoogleの広告チームに予約(依頼)しないと広告配信ができないものということが分かります。
よって、「予約購入は手動で行われるのに対し、オークション購入は Google の担当者を通じて行われる」は誤りです。
また明記はありませんが、主観的に「予約購入には売りにくい広告枠が含まれるが、オークション購入には含まれない」というのは適切な回答だとは思えません。売りにくい枠や売りやすい枠などは実際にあったとしても、正解には選べないでしょうね。
次に「予約購入は用意されているラインナップから選ぶのに対し、オークション購入は個々のインプレッションを購入する」については、用意されているラインナップの定義が不明です。
確かに、固定インプレッション単価(CPM)や固定の1日の費用(CPD)などから選ぶ場合でも、インストリーム広告やマストヘッド広告といった広告フォーマットから選ぶという場合でもラインナップから選んではいます。
ただしGoogle特有の日本語の言い回しの問題だとしても、オークション購入は個々のインプレッションを購入するというのは、微妙なので保留ですね。
最後は「予約購入はプログラマティックに行われるのに対し、オークション購入は手動で行われる」です。
これも微妙と言えば、微妙なのですが、プログラマティックの意味としてはDSPやSSPを活用したRTBというリアルタイムな広告枠の自動買い付けのことです。
Google広告の管理画面ではなく、Google担当者に依頼しなければならないということで、Google担当者がプログラマティックに広告配信設定していると考えるのが自然です。
オークション購入は手動というのは、言葉の意味としては、やや不自然なのですが、「予約購入はプログラマティックに行われるのに対し、オークション購入は手動で行われる」が正解と考えるべきでしょうね、コレは。
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