【演習問題】検索広告向けリマーケティングを使用する理由として最もふさわしいのは、次のうちどれですか。
リマーケティングを活用して行動や特徴などが類似する未接触のユーザーに広告出稿するため。
リピート購入してくれるユーザーを見つけて類似するユーザーに広告出稿するため。
★ウェブサイトを過去に閲覧したことのあるユーザーに広告出稿するため。
詳しいユーザー属性に基づいて選ばれたユーザーに広告出稿するため。
【解説】
Google検索広告の検索広告向けリマーケティングについて内容をキチンと理解しているか?を確認する設問となります。
Google広告のヘルプページの項目「検索広告向けデータ セグメントについて」で以下の記載があります。
広告主様のサイトを訪問したことがあるユーザーが Google や検索パートナーのサイトで検索を行っているときに、検索キャンペーンがカスタマイズされ、そのユーザーに合った検索広告の表示と入札単価の調整が行われます。
広告主様のサイトを訪問したことがあるユーザーという記載があるので同義である「ウェブサイトを過去に閲覧したことのあるユーザーに広告出稿するため。」が正解となります。
なお、検索広告向けリマーケティングはRemarketing Lists for Search Adsの略称であるRLSAとも呼ばれるコトもありますね。
また留意点としてはRLSAを使用できるようになるのは、1,000件以上のCookieが必須です。ユーザーのプライバシーを保護するための仕様ですが、AppleのApp Tracking Transparency(ATT)による影響を受けてCookieが収集しにくくなっているので利活用しにくい機能になってきています。
少しテクニカルな話になりますが、今回の設問で問われている内容は「最もふさわしいもの」です。
リマーケティングを活用することで副次的に類似ユーザーのシードリストを生成することにつながるので「リマーケティングを活用して行動や特徴などが類似する未接触のユーザーに広告出稿するため。」も広告手法としての方向性は間違いではありません。
広告効果をアップする手法として正しくても、最もふさわしい解答にはならない点で注意が必要です。
最後は受験テクニックになりましたが、問題の特性上テクニック的な部分にも十分に留意しておくべきだと思います!
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