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Googleの親会社Alphabetの2021年第3四半期の決算からグーグルの現在位置を読み解いてみた!

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Googleの親会社Alphabetの2021年第3四半期の決算が公開されました。Alphabetの売り上げ自体は基本的にはGoogleの収益と言っても過言ではないのでAlphabet決算イコールGoogleの決算という判断で考えて差し支えないと思います。

 

前提として金額は特に注釈がないものは万ドルです。ちなみに昨対のみとなっていますが、そもそも2019年は分野別の収益をグーグルが公開してこなかったので比較できません。Google広告関連以外の分野が伸びてきているので公開した方が成長をステークホルダーに示せるという思惑だと考えられます。

 

まずはGoogleの主軸の検索連動型広告などのGoogle検索関連の収益の昨対での比較が以下となります。コロナ禍で様々な業種で様々な業態で経済活動に影響が出ていたと考えられますが、物ともせずに順調に伸びていますね!

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次はYouTube広告の収益に関して昨対での比較となります。。コロナ禍で利用者数も伸びたので必然的に広告収入も順当に伸びていますね!

 

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最後にGoogle CloudはGoogle Cloud Platform(GCP)ですね。こちらはAmazonのAWSやMicrosoftのAzureが競合となり、競合もコロナ禍で右肩上がりの売上となっているので、それにGoogleも負けじと右肩の成長を示せていると思います。

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さて、各分野の収益は拡大していますが、以下の収益比較を見てみてください。

まずは2020年の第三四半期のデータです。

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次は2021年の第三四半期のデータです。

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お分かり頂けると思いますが、コロナ禍でもグーグルの各分野の収益が伸びたとはいえ、その立ち位置は殆ど変わっていないと断言していいと思います。もう圧倒的にGoogle検索のGoogle広告が強すぎて1年でその差をまったく縮めることができなかったと言っても過言ではないでしょう。

 

検索の分野は競合の参入障壁が極めて高いのは周知の事実です。MicrosoftのBingが辛うじて息をしている程度の状態でYahoo!も過去は独自のアルゴリズムを有していましたが、今はGoogleのアルゴリズムをカスタマイズして利用しています。

 

収益として期待の星はYouTubeとなりますが、アメリカではYouTubeが日本国内のニコニコ動画のようなオワコン扱いをされていて、TikTokが席捲しています。

 

動画分野でも過去のWebの世界と同じように長文主体のでブログから短文のTwitterに人が流れたように短尺動画が人気を博しています。その結果、動画ジャンルではGoogleはInstagramとのシノギを削ってる感じでしょうね。あとはSnapchatやClubhouseについては敢えて触れません…

 

当然ですが、クラウド分野ではアマゾンのAWSがトップランナーでマイクロソフトとグーグルが圧倒的な1位の後塵を拝して2位と3位争いに甘んじてます。

 

本来であればAKBを宣伝柱にしたGoogle+でFacebookが席捲しているSNS分野をGoogleが独占していたはずですが、ぐぐたすはサービス終了しているのでSNS分野での収益化は難しいでしょう。

 

YouTubeのアプリを使っているとYouTubeショートを推してるのが良く分かるのですが、TikTokパクリで成功するとも言えないので、結構厳しい感じがしますね。

 

WebブラウザのChromeでサードパーティーCookieのサポートを終了することが決定していて、さらにGoogle提唱のPrivacy Sandboxは叩かれているので収益減を他の収益で補いたいところです。

 

Google広告の改悪またはクリックが増えるクリック率増につながる施策が増えていくと思います。

 

その第一弾が2022年6月予定のレスポンシブ検索広告の(半)強制化です。

 

今までのように広告主に広告作成を任せるのではなく、Googleが機械学習という名目の元にGoogleの収益最大化を狙って広告文を組み合わせるという施策です。

 

Googleの勝ち筋が何になるのか?次の四半期の決算で見えてくるのかもしれません。

 

▼参考

gigazine.net

www.thinkwithgoogle.com